ヒロセ・コサック

FULL SPEED TOWARDS FUTURE

母なる露西亜

【ネタバレ無し】「世界をゆるがした十日間」ミクロからマクロまで十月革命を描いた素晴らしいドキュメンタリー小説

仙台の古本屋「あらえみし」に偶々出会った。今じゃ珍しいちくま文庫のバージョンです 「世界をゆるがした十日間」を読了した。一言いうと、この本は偉大である。さすがCombined Syndicates of Americanの指導者たる者(hearts of iron: kaiserreichのネタ)…

【軽くネタバレ】愛とテロと革命『蒼ざめた馬』(ボリス・サヴィンコフ著)レビュー

まず、一つ言っておきたいのは、僕が読んだ「蒼ざめた馬」の原題は「Конь бледный」、作者はロシア革命家ボリス・サヴィンコフだ。アガサ・クリスティの同じ題名の小説と間違えないように注意してください。 『蒼ざめた馬』はボリス・サヴィンコフの自伝的な…

ロシア白軍の合唱曲のススメ

ソ連の合唱曲はいくら素晴らしいと言っても、やはりその百曲ぐらいしかないので、すぐ(数年ぐらい)飽きてしまうよね。最近、ソ連の合唱曲の反対側となる白軍の合唱曲にハマっている。ここで自分のイチオシを紹介したいと思いう。 1,March of the White A…

神よ、我がソビエト連邦を返せ!

神よ、我がソビエット連邦を返せ! 1993年のある夜に、ロシア詩人ボリス・プリメロフ(Примеров, Борис Терентьевич)は自分の新しい詩『祈り(Молитва)』にこう叫んでいた。プリメロフはソ連時代に当局の批判者として活躍していたが、ソ連が崩壊した後の地…

ノヴゴロド経済史概要(英語)

前セメの英語授業の最後で、テーマ自由な英語のレポートが課せられた。それを際にして、このクソ長くて、中身がウィキペディアレベルも達せなった経済史のレポートを書いた。と言っても、これが自分の最初の真面目な英語アカデミックライティングだった。し…